ドクターからのコメント

この数年、薄毛で悩む女性が急増しています。ある健康意識調査の結果では、女性の美容の悩み第一位が薄毛だったというデータもこの現象を裏付けています。部分的に進行する男性型の薄毛と異なり、女性の場合前頭部から頭頂部全体の髪の毛が薄くなるため気づいた時点で相当進行している場合も少なくありません。また女性の薄毛を治療しているクリニックそのものが少なく、ウイッグの装着などに解決策を求めるケースが多いのが現状でした。
女性の薄毛治療の第一選択は飲み薬と　塗り薬になります　ところが女性用の飲み薬は今まで良い薬がありませんでした。ところが2010年8月当院で開発したヘアールネッサンスレディース　カプセル＆リキッドの出現はその常識を覆しました。ＳＢＣ毛髪再生医療センターでは、薄毛の原因及び状態を丁寧に診察し、内服薬、外用薬、メソセラピーおよび自毛植毛の中から最適な治療を組み合わせる事で全ての女性の薄毛の悩みにお役に立ちたいと考えています。
　内容はプエラリアミリフィカという　タイ原産のマメ科の植物の根から抽出した物質になります。　分子構造が女性ホルモンに類似するため女性ホルモン用の作用を有する事が昔から知られ　タイの女性たちの間では　プエラリアは　おっぱいが大きくなり　髪の毛が増えて更年期障害も治ると、重宝されてきました　現在では日本製のものもあり安いサプリメントが販売されていますが　純度などに問題があります
通常のプエラリアのポリフェノール値は30％程度ですが　当院のは80％に達します　そのため効果は強いのですが　副作用もあり
一か月以内に脱毛が増える初期脱毛が見られる事は10％程度　生理が不順なヒトの場合やはり1－2カ月は生理が増える場合がありますが　いずれも1－2カ月で落ち着きます
そのほかにスピロノラクトン（御存じのとおり利尿剤ですが　女性ホルモンを増やす働き）が極少量　そして　アミノ酸　ミネラル　ビタミンなどの髪の毛に必要なサプリメントが１カプセル内に全て含まれています。
更に　ミノキシジルという頭皮の血流を改善する成分が入っているタイプAと入っていないタイプCがあります　これはミノキシジルが含まれているほうが　薄毛に対する治療効果は高いのですが　体毛も増える（20-30％のヒトに出現）という副作用があります。
お勧めは　まずこのタイプAを飲みながら　リキッドという当院の塗り薬を一日２回　半年間併用されることをお勧めします。もし体毛が増える場合は　レーザー脱毛を併用するか　タイプAとCを交互に内服するなどの工夫が必要になります

次にくるのがメソセラピーになりますが　あくまでも内服と外用との併用が重要と思います。　内服と外用により産毛が増えて来ますので　そこにグロースファクターを注射する事で
その産毛が成長し太く長くなってくれます　使用するのは　AAPEという　体脂肪のiPｓ（幹細胞）由来の成長因子です（世界の中で選ばれた安全な５人の脂肪のみを使用している薬になります）
副作用はほとんどありませんが　注射の痛みがあります　頭皮に直接1-2ｃｃを何十回に分けて真皮内に注射します。一か月に１度４回６回８回コースがありますが　効果がでてくるのに３－４ヶ月はかかります