当院の症例写真は、画像処理により形や大きさを変えるような処理は一切おこなっておりません。
施術前
施術3ヶ月後
ドクターからのコメント
この方は30代の男性です。以前に他院で植毛術を生え際に受けられ、さらに植毛部の隙間を埋めるために、アートメイクで黒い色素をドット状に入れられました。今回のご相談は、植毛術以外で何か密度を上げる方法はないかということでした。植毛術は既存のヘアラインを約3cm下げる形で行われています。同部位をマイクロスコープで観察すると、移植毛以外に軟毛が認められました。治療はこの軟毛を硬毛化することと新しい毛を発毛される可能性のある、新治療「ダブルマトリックス+スカルプロー」で治療を行うことにいたいました。ダブルマトリックスは、2016年の国際毛髪外科学会で発表された新しい薄毛再生医療の治療法で、少量の毛包を後頭部から採取し、50ミクロンのレベルまで粉砕し、毛包の細胞溶液を作成し、薄毛領域に注入します。すると、その細胞溶液には自前の成長因子が放出され、さらに移植された活性化した幹細胞は数ヶ月くらい周辺に毛包の修復を促す信号を出すと考えられます。また幹細胞は分裂し細胞の集団を形成するはずで、これが毛包原基を形成し、新しい毛を発毛させる可能性があると考えられます。スカルプローというのは湘南AGA大阪院独自の方法で、ダブルマトリックスの注射を行う直前に、微量注入機械で頭皮に局所麻酔と成長因子を注入するものです。これを行えば、ダブルマトリックスの注射の痛みが緩和され、成長因子がその後の細胞の反応をアシストします。この方の場合は生え際のみに重点的に注入し治療を行いました。ハミルトン&ノルウッド分類) 2型治療)ダブルマトリックス&スカルプロー、タブレット&スプレー経過)治療前→3ヵ月後結果)処置後3ヶ月の経過ですが、前髪を持ち上げた写真で、後方から密度が上がってきました。軟毛化していた毛が硬毛へと変化し、新しい発毛も加わっていると考えられます。
前のページに戻る