当院の症例写真は、画像処理により形や大きさを変えるような処理は一切おこなっておりません。
施術前
施術3ヶ月後
ドクターからのコメント
この方は20代の女性です。以前に、今回と同様の「びまん性脱毛症」のために、当院に通院されていました。その際は、女性用のタブレットとスマートメソのご治療を受けられ改善されました。それから数年が経ち、再度薄毛が進行してきたとご相談にお越し頂きました。女性の薄毛治療の難点は、原因がハッキリ分らないことが多いことです。男性も同じですが、髪の毛のコントロールは性ホルモンが重要な役目を担っています。ホルモンバランスの失調が最終的には中心的な原因になります。一旦改善しても、ホルモンバランスが安定しないと再度悪化してしまうことがあります。お写真では、全体に毛が細くなり、ツヤがなくなっています。また地肌も頭頂部を中心に、分け目など広範囲で透けて見えます。マイクロスコープの所見では、「びまん性脱毛症」の特徴である、全体に軟毛化が起こっていました。毛数の減少も確認されました。今回は、薄毛再生治療の新治療である「ダブルマトリックスとスカルプロー」でご治療をさせていただきました。ダブルマトリックスは、2016年の国際毛髪外科学会で発表された新しい治療法で、後頭部の正常な毛根を少量採取し、細胞レベルまで粉砕します。その溶液には、自前の成長因子が多数放出され、毛包幹細胞が認められます。これを薄毛の領域に注入する治療です。この治療で薄毛が改善する機序として考えられるのは、放出された自前の成長因子が毛根の修復を行うことと、活性化した幹細胞が毛包原基を作る可能性が考えられます。スカルプローは細胞注入の前に、局所麻酔薬と成長因子の混合液を微細な注射針でハンコ注射のように注入しておく方法です。こうすることで、注射の痛みが楽になり、成長因子が細胞分裂を活発にしてくれます。Ludwig Scale) III 型治療)ダブルマトリックス、スカルプロー、女性用タブレット&スプレー経過)治療前→3ヵ月後結果)髪全体のツヤが出て、毛の皮質部分の肥厚が起こりました。髪は硬くなり、ボリュームが出ています。3ヶ月で劇的改善です。大変喜んでいただけました。
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