男性の後ろ姿
効果のあるAGA・薄毛治療はありますが、その前になんとか自力で対策・予防ができたら、と考えたことはありませんか?

ひとことに薄毛といってもさまざまで、症状や原因に適した対策をおこなうことで、将来的な薄毛予防につながることもあります。

今回は、AGA・薄毛が気になってきた方向けに、今からできる日常生活での対策・予防方法をご紹介します。

AGA・薄毛の原因

まず初めに、AGAや薄毛の原因をあらためて確認しましょう。

AGA(男性型脱毛症)の原因は遺伝的要素が強いといわれますが、直接的な原因は男性ホルモンです。

ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる強力な男性ホルモンが、ホルモン受容体と結合することで髪のサイクルが乱れ、抜け毛が起こります。

このホルモン受容体の数は遺伝によって受け継がれ、数が多いだけAGAになる確率も上がります。これが、AGAが「遺伝によるもの」といわれる理由です。

また、AGA以外にも、頭皮環境や外的要因からくる薄毛もあります。

AGAおよび薄毛の原因のほとんどは遺伝的な要素が強いですが、ストレスや生活習慣の乱れなども関係しています。詳細は以下も参考にご覧ください。
AGAとは(原因やハゲとの違い)

今すぐできるAGAの対策と予防方法5つ

AGA・薄毛は遺伝が大きな要因ではあるものの、外的要因も関係しています。これらを改善・対策することで将来的な予防ができる場合があります。

ここからはAGAの初期段階、将来の薄毛のために、今から自分でできる生活習慣に関連した対策・予防方法を5つご紹介します。

食事で必要な栄養素を摂取する

様々な野菜の写真
髪のほとんどは、タンパク質をはじめ、ミネラルやビタミンなどで構成されています。
これらの栄養素が不十分だと髪が育ちにくく、AGA進行を早めてしまう可能性があるため、食生活に気を配ることが重要です。

具体的には、以下のことに気をつける必要があります。

  • タンパク質・ビタミン・ミネラルを摂る
  • サプリメントを活用する
  • ご飯や麺類、菓子などの糖質を摂りすぎない
  • 飲酒の際は糖質の高いビールや日本酒を控える
  • 寝る直前の食事を控える

健康な髪を育てるには、髪の主成分であるタンパク質や、髪の成長を助けるビタミンや亜鉛などがおすすめです。

以下の食品を食事に積極的に取り入れるとよいでしょう。
なお、普段忙しく、食事に気を配るのが難しい場合は、サプリメントの活用もおすすめです。

各栄養素が含まれる食品 作用
タンパク質 納豆・豆腐・卵・かつお・サンマ・鮭・鶏ささみ・鶏ムネ肉・豚ムネ肉など 髪を構成する
ビタミン 緑黄色野菜(ほうれん草や人参など)・フルーツなど 細胞分裂・新陳代謝を促す
亜鉛(ミネラル) 牡蠣・うなぎ・レバー・牛肩肉・牛もも肉・ホタテなど 髪の成長を助ける

同時に、髪の健康・発育に良くない食習慣も改善が必要です。

例えば、ご飯や麺類、菓子などの糖質を摂りすぎると、余った糖質が体内のタンパク質と結びつく「糖化」が起こり、細胞が劣化します。

糖化は体内のさまざまな場所で起こりますが、8割がタンパク質でできている髪は特にこの影響を受けやすい部分です。糖質は醸造酒にも多く含まれているため、飲酒の際はビール、日本酒などの摂取は控えることをおすすめします。

また、寝る直前の食事も髪の発育を妨げとなるため注意が必要です。

髪の発育には、栄養素だけでなく、主に就寝中に分泌される「成長ホルモン」が関係しています。
成長ホルモンとは、身体の組織を成長させたり、修復させたりする働きがあるホルモンです。

栄養素や成長ホルモンは、血液によって全身に送られますが、寝る直前に食事をすると、食べ物を消化するために胃腸により多くの血液が流れます。その結果、頭皮への血流が低下し、髪に必要な栄養素や成長ホルモンが届かなくなるおそれがあります。

ただし、薄毛の原因がAGAの場合は、食事の見直しだけでは限界があります。

AGAと診断され、症状が進行している場合は、医師のもとで本格的な治療を始めるのが最善です。
あくまでも食事は、治療の効果をより高める補助的な役割であることを頭に入れておきましょう。

十分な質の高い睡眠をとる

睡眠している男性の写真
成長ホルモンは主に就寝中に分泌されます。
睡眠時間が少ないと十分に組織が修復・成長せず、薄毛につながってしまうため、ぐっすり眠って身体を休めましょう。

また、成長ホルモンの分泌には睡眠の質も重要です。同じ睡眠時間でも、質のよい睡眠をとると、より多くの成長ホルモンが分泌されます。

具体的には、以下のことを意識するのがおすすめです。

  • 起床後は日光を浴びる
  • 入浴は睡眠の2〜3時間前に済ませる
  • 寝る前にカフェインを摂らない
  • 寝る前はスマートフォンやパソコンを触らない

起床後は日光を浴びる

日光を浴びると、脳内で「セロトニン」というホルモンが分泌されます。

セロトニンは夜になると、眠気を誘ったり、睡眠リズムを整えたりする睡眠ホルモン「メラトニン」に作り変えられます。

このため起床後に日光をしっかり浴びてセロトニンを生成しておくと、夜にメラトニンの分泌が増えて睡眠の質が高まります。

入浴は睡眠の2〜3時間前に済ませる

人は、身体の中心部の体温である深部体温が下がり始めると、入眠しやすくなります。

このため就寝直前に入浴すると、深部体温が上がったままの状態のため、寝つきが悪くなる恐れがあります。

入浴はできれば余裕を持って、就寝の1〜2時間前に済ませましょう。

寝る前はスマートフォンやパソコンをいじらない

夜に光を浴びると体内時計が昼と認識し、メラトニンの分泌が抑制されます。

このため夜遅くまでスマートフォンやパソコンの画面を見ていると、メラトニンの分泌が抑制されるほか、体内時計が狂うなどして睡眠の質が落ちる原因となります。

就寝の1時間前にはスマートフォンやパソコンの操作を控え、気持ちよく眠れるようにしましょう。

寝る前はカフェインを摂らない

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには覚醒作用があるため、摂取すると寝つきが悪くなります。また、利尿作用もあることから、途中覚醒の可能性も高まるでしょう。

カフェインの血中濃度は摂取後30分〜2時間程度で最大となり、効果が半分になる半減期は2〜8時間と幅があります。
睡眠への影響を考えると、夕方以降はカフェインを多く含む飲み物は控えるのが賢明です。

頭皮環境を改善する

頭皮のマッサージや頭皮に合ったシャンプーを使って、頭皮環境を改善することも効果的です。

マッサージは頭皮をやわらかくし、血行促進の効果が期待できます。また、シャンプーやトリートメントは、頭皮を清潔に保つうえで欠かせません。

ただし、過度に洗いすぎてしまうと必要な皮脂が失われて、乾燥してしまうこともあるので注意が必要です。

なるべく低刺激で頭皮に優しいシャンプーやトリートメントを選んでみてください。
AGAはシャンプーで進行を予防できるの?シャンプー選びのポイントと正しい洗髪方法

適度な運動・リラックスでストレスを発散する

ジョギングをする男性の写真
過度なストレスは、自律神経が乱れるなど身体に影響を及ぼします。ストレスによって緊張・興奮状態が続くと血流が悪くなり、頭皮まで栄養が行き届かなくなることもあります。

ストレスを発散させるために暴飲暴食・喫煙をしてしまうと、さらに髪にとって悪影響です。

散歩やジムで身体を動かす、入浴で身体を温める、リラックスする、好きな趣味に没頭するなどして、なるべくストレスを溜め込まないようにしましょう。

喫煙や過度な飲酒を控える

タバコのニコチンは、ビタミンCの吸収を阻害したり、破壊したりする作用があるといわれています。髪に必要な栄養素のビタミンが失われるため、ビタミン不足になる可能性があります。

さらに、ニコチンによる血管の収縮作用で血流が悪くなり、せっかく摂取した栄養素も髪に十分に届きにくい状態となります。
本格的にAGA・薄毛対策をするのであれば、禁煙も検討しましょう。

また過度な飲酒もAGAや薄毛につながる恐れがあります。アルコール量が多すぎると肝臓で分解しきれず、アセトアルデヒドという物質が全身を巡ります。

アセトアルデヒドは、AGAの原因である男性ホルモン(DHT)を増加させる作用があります。

普通の飲量であれば問題ありませんが、飲み過ぎない程度にとどめておきましょう。

AGA・薄毛は薬で治療できる!

AGAは、食事や生活習慣の見直しだけでは解決が困難な場合も珍しくありません。根本的にAGA対策をしたい方にはAGA治療薬がおすすめです。

AGA治療薬のなかでも、ファーストチョイスといわれているのがフィナステリドという成分が含まれる治療薬です。
フィナステリドは、AGAの進行を遅らせる効果があり、今の髪を現状維持したい方や将来的な薄毛予防がしたい方に広く利用されています。

ただし、フィナステリドはAGAにしか効果を発揮しません。
薄毛の原因が他にある場合は、別の治療法が適していることもあるため、医師による診断を受けてから処方してもらうのがおすすめです。

さらにAGA治療薬には、さまざまなジェネリック医薬品があります。

そのなかでも湘南AGAクリニックのオリジナル治療薬「HRタブレットF」は、初回1,800円〜と手の届きやすい価格帯で始められます。
ファーストチョイスとして選ばれることが多く、詳細は以下のページからご覧ください。
AGA・薄毛の内服薬・外用薬(薄毛薬)

まとめ

将来的なAGA・薄毛は食生活の見直しや睡眠、禁煙などによって対策・予防ができる場合があります。ただし、AGAと診断されて症状が進行している場合は、本格的なAGA治療を早期に始めるのが最善策です。

さらに今回紹介した対策・予防を並行しておこなうことで、治療効果が高まるでしょう。

「薄毛が気になってきた」と思ったら、まず専門のクリニックへの受診をおすすめします。
近くにクリニックがない、忙しくて通院する時間がない、という方には、オンライン診療が便利です。通院時間や交通費はゼロで、自宅から手軽に受けられます。

「もしかしてAGAかも?」とお悩みの方は、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。

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監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師