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自毛植毛は痛い?術中・術後の痛みとその対策を専門医が解説!

2025年3月11日

自毛植毛

自毛植毛は、薄毛治療の中でも高い効果が期待できる治療法ですが、手術の痛みを気にして一歩踏み出せない方も多いでしょう。実際のところ、自毛植毛の痛みはどの程度なのでしょうか?本記事では、専門医の視点から、術中の麻酔による痛みや術後の回復時に感じる違和感、痛みを最小限に抑える方法について詳しく解説します。自毛植毛を検討している方が安心して手術を受けられるよう、正しい情報をお伝えします。(監修:SBC毛髪部門技術指導医 兼 湘南AGAクリニック仙台院 藤井傑医師)

植毛手術中の痛み

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麻酔の時以外は、痛みを感じる事はない

麻酔の時以外は、痛みを感じる事はない

植毛の際の麻酔は合計2回、注射で局所麻酔を行います。
①毛の採取を行う前に、うつ伏せの状態で後頭部に1回
②その後、仰向けになってスリットメイキング(毛穴の作成)をする直前に1回

この麻酔の注射中は「チクチク」とした程度の痛みを感じますが麻酔を終えてしまえば、その後は眠った状態で手術を受けられる程、痛みを感じる事はありません。

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麻酔の方法

麻酔の方法

基本は局所麻酔を使用します。
最初に、短時間作用型の局所麻酔で痛みを感じにくい状態を作り、その後に長時間作用型の麻酔で、術中に全く痛みを感じないような状態を作ります。

イメージ的には、歯医者さんで抜歯をするときに、最初に麻酔の染み込んだ脱脂綿を当てて痛みを鈍化させてから、その後に注射で本格的な麻酔を行っていくようなものです。

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チクチク感は最初だけ

基本的に、「下から上に1列ずつ」麻酔をしていくのですが、最初の1列目の短時間作用型の麻酔を終えてしまうと、その後はだいぶ痛みが和らぐので、この最初の一列だけはチクチクした感じを我慢していただければと思います。

点滴などと比べても、かなり細い針を使用しますので、局所麻酔の痛みはさほど大きくありません。

ちょっとしたポイントとして、生え際の中央付近や、後頭部の両サイドは、他の部位に比べて、比較的、局所麻酔の効きにくいことがあります。
もしも痛みを感じる際には、我慢せず、すぐに執刀医の先生に言うようにしてください。

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それでも痛みが不安な時は?

どうしても麻酔の痛みが不安という方は、静脈麻酔(点滴の麻酔)で寝ながら局所麻酔の注射を行うことも可能です。
(ただし、静脈麻酔の使用にはいくつか条件があり、患者さんの状態によってはお断りさせていただくこともあります。)

植毛術後の痛み

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痛みを感じる部位

痛みを感じる部位

術後は①毛を採取した後頭部と、②毛を移植した部位に痛みが出ます。
しかし、植毛は直後こそヒリツキ程度の痛みはありますが、長期間大きな痛みを感じる手術ではないのでご安心ください。

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毛を採取した後頭部への痛み

毛を採取した後頭部への痛み

術直後~3日目ぐらいまでは、後頭部の方が、採取した傷の範囲、深さ共に大きいため、後頭部の採取した部分の痛みの方が大きく感じるかと思います。
痛みの程度としては、後頭部に大きな擦り傷がある感じをイメージしてください。
手術当日~翌日くらいまで、痛み止めを飲むと、かなり楽に感じるかと思います。
決して大きな痛みではないので「痛み止め無しで過ごしました」という患者さんも、結構いらっしゃいます。

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移植部位への痛み

移植部位への痛み

移植部の方の痛みは、実は採取部に比べると軽いことが多く、チクチク感じる程度の痛みですが、軽い代わりに症状が少し長めに残ります。
チクチク感は1か月程度で良くなり、その後、少し感覚の鈍った感じが半年~1年かけて良くなっていくイメージです。

植毛手術中の様子を公開!

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植毛手術に密着した動画を公開しています!
ぜひご覧ください

自毛植毛についてもっと知りたい方へ

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SBC毛髪部門技術指導医がYouTubeで解説!

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