SPECIAL特集記事
【フィナステリドが効かない】フィナステリド飲み続けると耐性がつく?抜け毛が止まらない原因とは
2024年9月11日
フィナステリド飲んでいるのに抜け毛が止まらない!?
長期間服用しているけど、フィナステリド(プロペシア)が効かなくなってきた。長期間飲み続けたことによって耐性がついてきたのではないか。このまま飲み続けてフィナステリドに効果はあるのか。そんなAGA治療の疑問についてSBCグループ唯一の「毛髪部門技術指導医」兼「湘南AGAクリニック仙台院」院長の藤井傑医師の監修のもと解説していきます。
フィナステリドで耐性がつく?
QUESTION 01
フィナステリド長期服用による耐性
AGA治療を始めて最初の数年は調子が良かったのに、治療を続けていくうちに途中で薬を増やさなければいけない方も実際います。
これを「薬が効かなくなった」とか「耐性ができた」と感じてしまうと思いますが、決して薬に耐性が出来ているわけ「ではない」と考えています。(SBCグループ毛髪部門技術指導医 藤井医師)
02
耐性がついた場合
基本的に耐性がついてしまった場合は、同じ薬を増量したとしても、あまり効果がないため薬の種類自体を変える必要があります。
治療中のAGAが悪化するような場合には、フィナステリドをそのまま増量することで、再び効果が得られるケースが多いです。
そういったことを踏まえると、決して「耐性ができて効かなくなった」というわけではないと考えられます。
フィナステリドを服用しても抜け毛が止まらない理由
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AGAの進行スピードが早くなった
フィナステリドをしっかり飲んでいるにも関わらず、突然効きが悪くなる理由としてAGAの進行のスピードが早くなってしまったことが原因と考えられます。
AGAは常に一定の進み方をするわけではなく、年齢と共に進行が急激になったり、逆にある一定の年齢を過ぎると進行が緩やかになったりすることがあります。
AGAが始まるタイミング(年齢)や進行スピード、それから、そのスピードの変化は、人それぞれ違い色々なパターンがあります。
仮に、進行スピードが徐々に速くなってしまうような場合には、止めるために必要な薬の量も増えてしまうので、同じ量の薬をしっかり飲んでいても「効かなくなった」(耐性ができた)と感じてしまいます。
こういったケースでも、しっかりと薬の調節を行う事でAGAをコントロールできますので、安心してください。
02
生理的な抜け毛の波
AGA治療中に「一時的」に抜け毛が増えてしまったのを「薬が効かなくなった」と感じる場合もあります。
AGAとは関係なく、生きている限り起こる「生理的範囲の抜け毛」というものがあります。
生理的な抜け毛の量も一定ではなく、ある程度「波」があります。(季節による抜け毛など)
この「生理的な抜け毛」が一時的に増えたことを敏感に察知して「抜け毛が増えた=AGA薬が効かなくなった?」と心配してしまう方もいます。
しかし、生理的な抜け毛の増減は、AGA治療が上手くいっていても起こるため、こういったケースでは逆にAGA治療薬を増やす必要はありません。
フィナステリドが効いていないと感じたら
QUESTION 01
主治医への相談
治療中に抜け毛が増えてきて、「それが一体何によるものなのか」、「薬の調節をすべきなのか」、「このままで良いのか」を自分で判断するのは、難しいものです。
困った時は主治医の先生に相談し、実際に中長期の経過を比較して診察してもらい、治療方針を立ててもらうのが確実です。
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AGAについてもっと知りたい方へ
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