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【フィナステリド】毎日服用をやめたらどうなる?効果は落ちる?
2024年8月26日
薄毛治療では王道の治療薬「フィナステリド」。薄毛治療をされている方のほとんどが使用されていると思います。
大事なお薬なのはわかっているけど毎日飲むのは少し大変…。経済的にも負担がかかるためなるべく内服量を減らしたいと思う方も多いはず。
本記事ではフィナステリド飲む頻度を減らしたらどうなるのか?効果が変化する原因などを解説します。
フィナステリドとは
FINASTERIDE 01
薄毛の進行を抑制する薬
薄毛治療では代表的な治療薬。アメリカの医薬品管理局「FDA」にも認可されており、世界中で利用されています。
5αリダクターゼⅡ型の働きを阻止し、DHTの生成を抑制することでAGA(男性型脱毛症)の進行を遅らせる効果があります。
AGA治療薬として最初に開発されたのはプロペシア錠です。プロペシア錠はフィナステリドを主成分としており、その後ジェネリック医薬品の「フィナステリド」が開発されました。フィナステリドは成分名と医薬品名のどちらにも使われています。
毎日服用をやめるとどうなる?
QUESTION 01
毎日→1日おきに服用を変えた場合
結論、1日おきでも効果自体は確実にあります。しかし、毎日服用する場合に比べると効果が落ちてしまう可能性は高いです。
QUESTION 02
最も大きな要因は「半減期」
なぜ効果が落ちてしまうのか?という点については様々な要因はありますが、一番はフィナステリドの「半減期」にあります。
半減期とは体内に入った薬などの物質が、代謝や排泄などによって半分に減るまでに要する時間を示します。
この半減期が短いと、お薬が効いている時間が短いといえます。「キレがいい」などといわれる薬がこれにあたります。
QUESTION 03
フィナステリドの半減期は【4~6時間】
フィナステリドの半減期は【4~6時間】といわれており、服用して24時間経つとお薬の効果は完全に切れてしまいます。
そのため、1日あけて服用するとフィナステリドが効いていない時間ができてしまうことに。
フィナステリドが効いていないということは、薄毛ホルモンといわれるDHT(ジヒドロテストステロン)が産生され始め、薄毛が進行しはじめてしまうのです。
自己判断で服用間隔を変えると危険!
CAUTION 01
再度薄毛が進行する可能性が
上記の理由から、髪の毛が順調に生えてきている、現状維持できているからといって、自己判断で服用の間隔をあけてしまうと再度薄毛が進行する可能性が高いです。
飲み忘れも薄毛が進行する原因になりますので、「毎日この時間に飲む」など決めておいて、飲み忘れがないようにしましょう。
CAUTION 02
AGAは完治しない病気です
基本に立ち返ると、AGAは完治しない進行性の病気です。
風邪薬のように風邪が治ってきたからと減薬する、という方法はあまり有効ではないことを覚えておきましょう。
フィナステリドは毎日継続しなければならない?
QUESTION 01
リスクなどを知ることが重要です
1日おきに服用するとお薬の効果が切れてしまうため、再度AGAが進行することがわかりました。
では「毎日必ずフィナステリドを飲み続けないといけないのか?」といわれると、必ずしもそうではありません。
お客様一人一人の考え方やライフスタイルがありますので、リスクなどをご了承いただいたうえで1日おきに服用することも可能です。どういうリスクがあるのか?今後どこまで髪を生やしたいのか?医師とカウンセリングですり合わせながら方針を決めていきましょう。
Youtubeでも解説しています
QUESTION 01
フィナステリドで髪増量→そろそろ減薬したいなと考えている方へ【薄毛治療薬】
当院の院長「森本凌医師」がフィナステリドの減薬について動画で解説しています。こちらもぜひご覧ください。