【後悔する前に見て】自毛植毛で失敗するケース3選

あくまで自毛植毛は「髪の毛のお引越し」です。
あまりに脱毛範囲が広い場合は、そもそも移植毛が足りない可能性があります。
移植毛が不十分のまま手術を行うと、透け感のある仕上がりになったり、狭い範囲しか植毛できずお客様の理想の仕上がりになりづらいといえます。

脱毛範囲が広すぎる場合は、まずはお薬を使った内科的治療から始めることをおすすめしています。
まずはしっかり内服を継続して髪の毛を脱毛範囲を狭くすることで、
①植毛範囲が狭くなる②採取できる毛の量が増える　というメリットがあります。

有毛部とは読んで字のごとく「毛がある部位」のことを指します。
毛はあるが密度が薄い前頭部や頭頂部などへの植毛手術を希望されるお客様は多くいらっしゃいます。

このような有毛部への植毛は、「現状生えている毛＝既存毛」を傷つけるリスクがあります。
自毛植毛では毛根組織を植えるためには頭皮に小さなキズ（毛穴）を作ります。
その際に既存の毛を傷つけないよう注意を払って行いますが、実際には全くダメージを与えず手術するのは不可能に近いと言われています。
そのため、有毛部への植毛手術はいきなり検討することはおすすめしておりません。

有毛部の植毛を検討している方も、まずは内服治療からはじめることをおすすめしています。
理由としては①脱毛範囲が広すぎる方 と同様に、まずはお薬で髪の毛を増やしてから施術範囲を狭くし、リスクを最小限にすることが重要です。
また有毛部の薄毛の場合はお薬だけで改善する可能性もあります。

「離れ小島」という現象は、自毛植毛の後に薄毛治療薬の服用を怠ることで起こります。植毛された部分は通常、生着し成長しますが、周囲の自毛が薄毛の進行によって抜けてしまうと、植毛した部分だけが目立って残り、周りの毛とつながらない状態になります。これがまるで小島のように見えるため、「離れ小島」と呼ばれます。

このケースの解決方法も「内服をすること」になります。結局どれに対してもお薬が必要になるほど、お薬は薄毛治療の基本となります。
しかしながらどうしても内服をせずに植毛したい場合は、離れ小島になるリスクをしっかりと理解し今後お薬の服用を視野に入れて手術を受けましょう。

現状、植毛がおすすめできないお客様も将来的に植毛をするための治療計画を建てていきます。
例えば、まずはお薬での治療を行い、〇ヶ月後に植毛手術をしても問題ない程度に薄毛が改善したら植毛を行いましょう、といったように
お客様の理想の状態になるまで二人三脚で薄毛治療に取り組んでいます。

当たり前ではありますが、お客様のことを第一に考えたカウンセリングを行っています。
自毛植毛にあたり薄毛治療薬の内服はほぼ必須ではあるものの、お客様のご事情によってはお薬を飲みたくないという方もいらっしゃいます。
そういった場合も考えられるリスクを説明して、それでもご了承いただける場合は植毛手術を行う場合もあります。
手術を成功か失敗かを最終的に判断するのはお客様自身です。
お客様が満足する結果に沿うように診察をさせていただいております。

当院の院長「森本凌医師」は高密度かつ高生着率の自毛植毛を得意としております。
植毛手術に満足ができないケースは、特殊な場合を除いて「植毛部位の密度が薄い」ことが挙げられます。
森本医師は仕上がりの密度で満足いただけるよう、デザイン・毛穴作成を行っています。
難易度の高い他院修正も多く引き受けておりますので、技術力も高く多くのお客様からご満足いただいております。

今回のテーマについてYoutubeでも解説しています。自毛植毛を検討されている方はぜひご覧ください。