プロペシア（フィナステリド）を飲むと健康診断に影響するの？

プロペシアを飲んでいる時は、健康診断の項目に注意が必要です

プロペシアは、脱毛を防ぐ効果が期待される薬です。健康診断を受ける際には、基本項目には影響が出ないと言われています。

しかし、前立腺がんの判定を行うPSA値には影響が出る可能性があるとされています。臨床試験において、プロペシアを服用した場合、PSA値が40～50％低下したというデータがあります。

そうなると前立腺の異常があっても発見が遅れる危険性があります。前立腺がんの判定は、一般的に基本的な項目には入りません。

もし前立腺がんの検査などを行う際には、医師に伝えるようにしてください。

前立腺がんの検査を行う場合には注意するようにしましょう

プロペシアは、脱毛を防ぐ効果が期待される薬剤です。プロペシアの効果を持続させるためには、毎日指示通りにきちんと服用することが大切と言われています。

健康診断は、会社員であれば最低年に1回は行う場合が多いです。その際にプロペシアの服用は、基本的には影響が出ることがないと言われています。

健康診断の実施項目によって、注意が必要なケースもあります。一般的に行われる血液検査の項目では、プロペシアの成分によって数値が変わることはありません。

しかし前立腺がんの判定を行う腫瘍マーカーであるPSA値には影響が出る可能性があります。臨床試験において、プロペシアを服用することでPSA値が40～50％低下したと言った報告があります。

検査結果が変わってしまうと、前立腺がんの発見が遅れる恐れもあります。一般的な健康診断では、PSA値の検査が含まれることはあまりありません。

PSA値は、健康診断のオプションで検査することができます。しかし一般的な健康診断でも場合によっては、PSA値を調べられる可能性もあるため、健康診断を受ける際には注意するようにしましょう。

健康診断当日の服用は、病院の指導に従いましょう

プロペシアは基本的な項目に影響が出る可能性はほとんどありませんが、健康診断を受ける場合には健康診断を受ける病院などの指導に従うようにしてください。受ける病院などによって、健康診断の指導方法が異なります。

プロペシア以外にも、日常から飲んでいる薬があれば必ず確認するようにしてください。

プロペシアの効果を持続させるためには、毎日飲むことが必要と言われています。それはプロペシアに含まれるフィナステリドと呼ばれる成分が24時間経過すると、身体の中から消えてしまうからです。

そのため健康診断があるからと言って、安易に飲むのをやめるなどはしないようにしてください。反対に飲み忘れた場合も、自己判断で1回の用量を増やすことはやめましょう。

飲む用量を増やすことで、副作用が引き起こされる恐れがあります。必ず医師の指導の下でプロペシアを飲むようにしてください。

医師からの指導を受けることで、身体への負担を最小限に抑えることができます。効果を得やすくするためにも、しっかりと指導は守るようにしてください。

プロペシア服用すると、献血に注意が必要です

プロペシアを飲んでいる場合には、健康診断以外にも注意が必要になることがあります。それが献血です。

プロペシアは大人では安全が保証されています。しかし妊婦や授乳中、子どもでは安全かどうかわかっていません。

胎児や子どもには、思いもよらぬ症状を引き起こす可能性もあります。献血された血液は、どの年齢の人に輸血されるかわかりません。

安全性を確保するためにも、プロペシアを服用中には献血は行わないようにしてください。また服用をやめても血液中に成分が残っている可能性もあると考えられています。

そのため、やめて1ヶ月間は献血を控える様にしましょう。プロペシアを飲む際に少しでも不安がある場合には、医師にアドバイスをもらうようにしてください。

正しいアドバイスを得ることで、安心してプロペシアを服用することに繋がります。

（まとめ）プロペシアを飲むと健康診断に影響するの？

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監修医情報

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

• 1994年三重大学医学部卒業
  同付属病院脳神経外科入局
• 2001年大手美容外科勤務、院長職
• 2009年湘南美容外科クリニック勤務
• 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
• 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック	湘南AGAクリニック 新宿本院
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院長	斎藤 浩一医師