プロペシアは1ヶ月の服用だけだと、効果を確認するのは難しいでしょう


プロペシアの効果ですが、1ヶ月だけではあまり見られないようです。しかしこれはプロペシアの薬効が低いということを意味するものではありません。

プロペシアに含まれている有効成分であるフィナステリドには、男性型脱毛症(AGA)のリスクファクターであるジヒドロテストステロンの産生を抑制し、抜け毛を予防する働きがあります。

ただ抜け毛を予防してから実際に発毛効果が見られるまでに若干のタイムラグが生じます。そのためプロペシアの服用を開始してから1ヶ月程度で効果を実感するのは難しいようです。

プロペシアの効果は3ヶ月以上してから現れることが多いようです

プロペシアの効果は3ヶ月以上してから現れることが多いようです。ただプロペシアの効果がどれくらいで現れるかは人それぞれと言えます。

体質や頭皮のコンディション、毛髪の状態や生活リズムなどによっては、1ヶ月で効果を実感するケースもあるようです。とはいうものの1ヶ月で発毛効果を実感するケースはどちらかというと少数例のようです。

男性型脱毛症は病院やクリニックで治療できる時代となっていますが、ほとんどの病院やクリニックではプロペシアの効果が服用を開始してから3ヶ月以上経ってから表れるとしています。

また効果を実感するために6ヶ月の連日投与が推奨されています。

仮にプロペシアの服用を1年間続けた場合、58%に男性型脱毛症の改善が見られるということです。その数値は2年間継続して服用すると68%に上昇し、さらに3年間継続して服用すると78%に達します。

つまりプロペシアは長期にわたって継続して服用することが重要だという訳です。プロペシアの国内販売元であるMSDによると、プロペシアを服用した人の98%に男性型脱毛症の進行が認められなかったというデータもあります。

プロペシアにはヘアサイクルを整える目的があります


プロペシアにはヘアサイクルを整える目的があります。ヘアサイクルとは髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期のことです。

ヘアサイクルは通常、髪の毛の「成長期」→「退行期」→「休止期」→「成長期」……といった具合に繰り返されています。

ところがなんらかの原因によってヘアサイクルが乱れ、髪の毛の成長期が短縮することで、髪の毛が成長しきらないうちに抜け落ちてしまうのです。

男性型脱毛症を発症している場合、ヘアサイクルを見だす要因としてTGF-βの存在があげられます。TGF-βは退行期誘発因子とも呼ばれており、髪の毛の成長期を短縮し退行期を早く訪れさせることで抜け毛のリスクを高めるのです。

私たちの頭髪はおよそ10万本あるとされますが、その1本1本についてヘアサイクルは異なっています。そしてヘアサイクルの乱れた毛穴が増えることで、徐々に薄毛が目立ってくるのです。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、男性型脱毛症のリスクファクターであるTGF-βの産生を阻害する働きがあります。それによって抜け毛のリスクを減らし、男性型脱毛症を改善する訳です。

プロペシアを服用すると一時的に抜け毛が増えるケースもあります

プロペシアを服用した場合、一時的に抜け毛が増えるようなケースも見られます。せっかく男性型脱毛症の治療薬を飲んでいるのに、なぜそのようなことが起こるのでしょう。

プロペシアなどの男性型脱毛症の治療薬を用いたときに一時的に見られる抜け毛の増加のことを「初期脱毛」と呼んでいます。実は初期脱毛こそが男性型脱毛症改善の兆しなのです。

正常なヘアサイクルの場合、髪の毛が抜けるときには、新しい髪の毛がすでに生えてきています。言い方を変えると、新しい髪の毛に押し出されるようにして、成長を終えた髪の毛が抜け落ちる訳です。

プロペシアなどの男性型脱毛症の治療薬を服用して髪の毛が抜けるということは、新しい髪の毛が生えてきていることの証拠でもあるのです。

初期脱毛はプロペシアの服用を開始してから、2~3ヶ月で見られることが多いようです。

とはいえ初期脱毛にも個人差があり、まったく初期脱毛がないまま発毛効果が現れるようなケースもあります。

(まとめ)プロペシアは1ヶ月服用すれば効果が現れる?

1.プロペシアは1ヶ月の服用だけだと、効果を確認するのは難しいでしょう

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、男性型脱毛症のリスクファクターであるジヒドロテストステロンの産生を抑制し、抜け毛のリスクを低下させます。

ただその効果は1ヶ月程度ではなかなか実感できません。

2.プロペシアの効果は3ヶ月以上してから現れることが多いようです

プロペシアの効果が実感できるのは、服用を開始してから3ヶ月以上経ってからのことが多いようです。

プロペシアの国内販売元であるMSD社によると、プロペシアを服用した人の98%に男性型脱毛症の進行が認められなかったというデータもあります。

3.プロペシアにはヘアサイクルを整える目的があります

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、男性型脱毛症のリスクファクターであるTGF-βの産生を抑制する働きがあります。

それによってヘアサイクルを正常化させ、男性型脱毛症のリスクを下げるのです。

4.プロペシアを服用すると一時的に抜け毛が増えるケースもあります

プロペシアの服用を開始してからしばらくすると、一時的に抜け毛の量が増えるケースもあります。

それは初期脱毛と言って男性型脱毛症の改善の兆しでもあるため、心配する必要はありません。

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監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師