プロペシアの服用中であってもコーヒーを飲むことは可能です


プロペシアを服用している最中であってもコーヒーを飲むことは可能です。大量に飲みすぎない限り、プロペシアの効果を妨げるようなことはありません。

コーヒーにはカフェインやタンニンが含まれているので、むしろ薄毛の改善に効果的という説もあれば、カフェインの興奮作用が薄毛のリスクを高めるという説もあります。

このようにコーヒーと薄毛の関係性には諸説あるため、それぞれの知識を知っておくことも大切でしょう。

プロペシアの服用中でもコーヒーを飲むことは可能です

プロペシアの服用中にコーヒーを飲んでも問題はありません。むしろ一説にはコーヒーを飲んだ方が薄毛を効率よく改善できるという説もあります。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、男性ホルモンに関与して抜け毛の量を減らす働きがありますが、コーヒーがその有効成分を阻害するというエビデンスは存在していません。

コーヒーに関してはこれまでも薄毛だけでなく、がんや頭痛などいろいろな改善効果とその正反対の効果が主張されています。

コーヒーと薄毛の関係を論ずる前に、まずは薄毛のメカニズムを知ることが重要です。薄毛の原因はさまざまですが、そのメカニズムに大きく関わっているのがヘアサイクルです。

ヘアサイクルとは髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期のことで、通常は4年から6年で一周するとされています。ところがなんらかの原因でヘアサイクルに乱れが生じると、抜け毛のリスクが高まるとされています。

ヘアサイクルが乱れる要因としてあげられているのが有害なサイトカインの一種である「TGF-β」です。

TGF-βは男性ホルモンが強力になったジヒドロテストステロンがホルモン受容器に反応することで、産生されると考えられています。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンへと変化するのを防ぐ効果があります。

そのためヘアサイクルを乱すTGF-βの産生を抑制し、薄毛のリスクを下げてくれるのです。

コーヒーによる影響については異なる2つの説があります


コーヒーと薄毛の関係性には諸説あり、改善に効果的という説と、薄毛を促進するという正反対の説があります。それらの説について、コーヒーを飲むことのメリットとデメリットという観点から解説します。

メリット

コーヒーの摂取には血行促進と、男性ホルモンの働きを抑える2つの効果があるとされています。コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれていますが、クロロゲン酸には血行を促進する効果が期待されています。

私たちの髪の毛は毛母細胞が分裂することで成長しますが、血行が悪くなると栄養状態が低下してしまうため、髪の毛が成長しきらないうちに抜け落ちてしまうのです。

クロロゲン酸の働きによって血行が促進すれば、毛母細胞の分裂を促すことが可能となるため、薄毛の改善効果が期待できるという訳なのです。

またコーヒーに含まれているカフェインには、男性ホルモンの働きを抑える効果があると考えられています。そのため薄毛の改善効果が期待できる言われているのです。

デメリット

コーヒーを飲むことのデメリットとしては、睡眠の質が低下することと、髪の毛にとって必要な栄養素の吸収を阻害することがあげられています。コーヒーを飲むと夜に寝られなくなるというのは、よく聞く話です。

コーヒーには覚醒作用のあるカフェインが含まれており、夜間の睡眠の質が低下するというのです。その結果として髪の毛の成長に悪影響を与えると考えられています。

またコーヒーに含まれているタンニンには、髪の毛の成長にとって必要な亜鉛の吸収を妨げる働きがあることも分かっています。そのため薄毛のリスクが高くなるというのです。

ただしいずれの説にも信憑性のあるエビデンスはありません。あくまで一説として留めておきましょう。

プロペシアの服用中はコーヒー以外の習慣を見直すことが重要です

ここまで見てきたように、コーヒーに関しては相反する2つの説があります。またいずれの説にもエビデンスのある論文などが存在しないことから、どちらが正しいとも判断しにくいのが現状です。

そのためまずはコーヒーを飲む以外の生活習慣に着目することが重要と言えます。なぜなら薄毛の原因は実に多岐に及んでいるからです。

たとえば運動不足で血行不良に陥ったり、冷え症で血行不良に陥ったりすることも薄毛の原因とされています。また飲酒の習慣やストレスなども薄毛のリスクを高めるということです。

日頃から適度に身体を動かしたり身体を温めたりして、血行を促進することが重要とされています。またストレスを適度に発散することも大事です。

ストレスは何も精神的なものに限りません。暴飲暴食やアルコールの摂りすぎは身体的ストレスになります。

たまには休肝日を設けることが重要ですし、腹八分目を心がけることも重要です。現代人の食事にはビタミンとミネラルが不足しているとされるので、野菜や果物を積極的に取るよう心がけましょう。

(まとめ)プロペシアの服用中はコーヒーを控えた方がよい?

1.プロペシアの服用中であってもコーヒーを飲むことは可能です

プロペシアを服用中であっても、コーヒーを適度に楽しむことは可能です。大量に飲みすぎなければ髪の毛に影響を与えることはないと考えられています。
コーヒーと髪の毛の関係性については諸説あるため、そのあたりの知識も抑えておく必要があるでしょう。

2.プロペシアの服用中でもコーヒーを飲むことは可能です

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、男性ホルモンの働きを抑えてヘアサイクルを正常に保つ効果がありますが、その働きがコーヒーによって邪魔されることはありません。

3.コーヒーによる影響については異なる2つの説があります

コーヒーに含まれている成分には、髪の毛の成長にとって有益とされるものと有害とされるものがあります。ただいずれの説にもエビデンスはありません。
あくまで諸説ある内の一つとして留めておきましょう。

4.プロペシアの服用中はコーヒー以外の習慣を見直すことが重要です

薄毛の原因は実に多岐にわたっているため、プロペシアの服用中はコーヒーの摂取量を気にするより、運動不足や冷えを改善したり、栄養状態を改善したりすることの方が重要です。

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監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
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東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
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院長 斎藤 浩一医師