薄毛治療薬のプロペシアは女性ホルモンを増やす働きがあるの？

プロペシアには、女性ホルモンを増やす働きはありません

プロペシアには、抜け毛を予防する働きがあると言われています。プロペシアを服用することで、男性ホルモンを抑制する作用があるとされています。

しかしその分女性ホルモンを増やすといったような働きは一切ありません。抜け毛を改善するためには、プロペシアを数年間服用することが大切と言われています。

さらに生活習慣を見直すようにしましょう。髪によい生活を見直すことで抜け毛を予防することが期待できます。

プロペシアには男性ホルモンの働きを抑制する働きがあります

髪が抜ける原因は人によって違います。

• 男性ホルモンによる影響
• 遺伝
• 生活習慣
• ストレス

などが原因となり、髪が抜けやすい状態に陥ると言われています。とくに主な原因が男性ホルモンにあると考えられています。

男性ホルモンの一つであるテストステロンは、筋肉を発達させるなどの役割があります。5αリダクターゼという酵素が働くことによって、ジヒドロテストステロンという物質に変わります。このジヒドロテストステロンの働きによって、新しく髪を作るための細胞の働きを抑制します。その結果新しい髪が生えかわらず、薄くなってしまうと言われています。

プロペシアは5αリダクターゼという酵素の働きを抑制する作用があります。そのためジヒドロテストステロンを作らせないという効果が期待できます。そのことにより薄毛に特化した薬剤と考えられています。ただプロペシアは男性ホルモンの働きを抑制する効果はあっても、女性ホルモンの分泌を促すような働きはありません。

この点については、間違えのないように覚えておきましょう。きちんと効果が得られる仕組みを把握し、プロペシアなどの薬を服用することが大切です。

仕組みを正しく知ることで、どのような効果が得られるのかはっきりとわかりやすくなります。

抜け毛を改善するためにも生活習慣を見直しましょう

抜け毛改善をより効率的に行うためには、プロペシアの服用に合わせて、生活習慣を変えることが大切と言われています。

暴飲暴食や過度な飲酒など乱れた生活を継続していれば、プロペシアを服用しても効果が実感しにくくなると考えられています。

暴飲暴食・脂っこい食事・偏食などの状態は、毛根にとって良くありません。良質なたんぱく質を意識して多く摂るようにしましょう。

また亜鉛やイソフラボンには、5αリダクターゼの働きを抑制する効果があると言われています。そのため納豆や牛肉、レバーなどの食材は意識して摂るようにしてください。

きちんと睡眠の時間を確保することも大切です。夜更かしなどを頻繁に行うと、自律神経の働きも乱れやすくなります。

そのため疲労が回復されないため、髪にも悪影響を与える可能性があります。また睡眠中には、髪を成長させるためのホルモンが多く分泌されると言われています。

深く質の高い睡眠をとるように心がけましょう。

軽めの運動を行うことによって、血行が促進されます。さらにストレスを発散する効果も期待できます。

ムリない負荷で運動を継続して行うようにしてください。

プロペシアは長期間服用するようにしましょう

プロペシアは1日服用したからと言って、すぐに効果が現れるものではありません。プロペシアの効果を実感できるようになるまでは、個人差があります。早い人であれば3ヶ月程度で実感できる場合もあります。ほとんどの場合、半年から1年かかると言われています。

プロペシアには髪が生えかわる周期を整える効果があります。この周期は、2～6年かけてやっと1周すると考えられています。そのためプロペシアを服用しても、すぐに髪の成長が始まる訳ではありません。まずは衰えた髪の毛が抜けるようになります。

その後やっと新しい髪が生えるようになると言われています。つまり薄くならないように治療を行うためには、長期的な視野を持つ必要があります。

プロペシアは、長期間服用することが大切でしょう。

（まとめ）プロペシアは女性ホルモンを増やす働きがあるの？

監修医情報

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

• 1994年三重大学医学部卒業
  同付属病院脳神経外科入局
• 2001年大手美容外科勤務、院長職
• 2009年湘南美容外科クリニック勤務
• 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
• 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック	湘南AGAクリニック 新宿本院
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お問い合わせ	0120-548-911
院長	斎藤 浩一医師