AGAとひとことにいっても、実はいくつかのタイプがあることをご存知でしょうか。AGA進行パターンの分類法を見れば、AGAのタイプや進行度を確認できます。薄毛にお悩みの方は、ご自身がどのタイプに該当するのか確認してみましょう。本記事では、AGAの3つのタイプとタイプ別の特徴や対処方法をご紹介します。

そもそもAGA(男性型脱毛症)とは?

AGAは男性に発症する進行型の脱毛症です。日本では成人男性のおよそ3人に1人はAGAを発症しているといわれており、特に30〜50代を中心に多く見られる傾向にあります。AGAは前頭部(おでこ・生え際)と後頭部(つむじ)周辺の髪のどちらか、もしくはその双方から薄毛が進行していくのが特徴です。この進行パターンによって、タイプが分類されています。
AGAは放っておくと徐々に進行していくのが恐ろしいところです。薄毛が気になり始めたら、なるべく早めに対処しましょう。

AGAの詳細については以下の記事でご紹介しています。
AGAとは?原因と対策・ハゲとの違いについて

AGAの進行パターン(ハミルトン・ノーウッド分類法)

【タイプ別】AGAの進行の仕方 ハミルトン・ノーウッド分類

AGAには進行パターン、進行度によって特徴を分けた分類表があります。実際にAGAになった方の症例を集め、それを基によくあるパターンを抽出して作成された分類表のことで「ハミルトン・ノーウッド分類法」と呼ばれます。
この分類法を使って、薄毛の進行度やどのタイプのAGAであるかを把握できます。

AGAタイプ別の特徴

AGAには薄毛の発症のパターンによって、M字型・U字型・O字型の3タイプに分けられます。それぞれの特徴をご紹介します。

額の生え際から進行するM字型

AGAのM字型は、額の左右の生え際から薄毛になるタイプです。ちょうど額がM字型に見えることから、M字ハゲともいわれます。生え際の剃り込みが深くなっている、生え際の髪が弱々しく産毛のようになっているなどの特徴がみられたら、M字型のAGAを発症している可能性があります。

前頭部から進行するU字型

AGAのU字型は、額の全体から薄毛になるタイプです。左右の生え際から限定的に進行するM字型に対して、U字型は前頭部の広範囲で薄毛になります。O字型を同時に併発しているケースもあります。

頭頂部に症状が出るO字型

AGAのO字型は、つむじ周辺から薄毛になるタイプです。いわゆるつむじハゲともいわれます。つむじ周辺に頭皮の透け感が出てきた、つむじの渦巻きがみえにくくなったなどは、O字型の典型的な初期症状です。自分では自覚しにくい部位のため、人から指摘されて気付くことも少なくありません。

AGAタイプ別の対処方法

AGAの治療は内服薬が基本となり、タイプ別に治療薬が異なるわけではありません。しかしタイプ別に、より効果的といえる対処方法があります。

M字型への対処方法

M字ハゲはAGAの初期段階ともいわれており、進行すると薄毛の範囲が広がってしまいます。初期段階に確実な対処をすることで進行が抑えられるでしょう。AGA治療薬のフィナステリドとミノキシジルが基本となります。

また、眼精疲労による額の血行不良もM字ハゲの原因の1つであるという考えもあります。長時間のPC・スマホ作業をしている方は、ホットアイマスクやマッサージなどで眼精疲労を緩和させることも、対処方法の1つとして取り入れてみてもよいでしょう。

U字型への対処方法

U字型の薄毛は広範囲であり、O字型を併発するケースもあることから、より早い段階で治療を進めるべきといえます。M字型と同様の治療薬の服用に加えて、食事の改善を試みましょう。

5αリダクターゼと呼ばれる酵素は、前頭部や後頭部に存在し、これがAGAを発症する原因となっています。この酵素の働きを抑制する効果がある亜鉛とともに、髪の栄養に欠かせないミネラルやタンパク質を含んだ食事を心がけるとよいでしょう。また適度な運動も大切です。

O字型への対処方法

O字型の薄毛の場合、ミノキシジルの外用薬が効果的といえます。頭頂部のつむじ周辺は血管の数が少なく、血行不良になりやすいといわれているからです。合わせてフィナステリドの服用も効果的といえます。

患部に有効成分をより浸透させるために、丁寧なヘアケアや洗髪で頭皮環境を清潔に保つことが必要です。

ミノキシジルとプロペシアの併用や副作用についてはこちら>

まとめ

AGAには進行パターンがあり、大きく3つのタイプに分けられます。進行型の脱毛症である一方、その進行速度はゆるやかで変化に気付きにくいものです。しかしAGAを発症している場合、3つのタイプや進行パターンに該当する部分があるはずです。1つでも当てはまったら、AGAの疑いがあるといえるでしょう。

「もしかしてAGA?」と不安に思った方は、まずは正確な診断のためにもAGA専門クリニックの受診をおすすめします。
湘南AGAクリニックでは、タイプ別や進行具合に応じた適切な治療をご提案しています。進行して治療が難しくなる前に、まずは当院にご相談ください。

薄毛でお悩みの方へ湘南AGAクリニックのAGA治療・薄毛治療

監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師