AGA治療は処方薬フィナステリド(プロペシア等)・ミノキシジルだけではありません。
進行ステージに合わせて最も効果的な治療の組み合わせを増やすことで発毛効果を最大にしたくありませんか?
治療法やお薬のこと、費用のことなどを詳しく解説しました。

基本のAGA治療

AGAで最もメジャーな治療法は有効成分フィナステリドが配合されたプロペシア処方によるものと有効成分ミノキシジルが配合された外用薬の使用があげられます。
プロペシアを服用することによって、内側からAGAの原因物質であるジヒドロステロンを抑制、抜けを予防し、ミノキシジルを使用することで外側から頭部の血流を良くし、発毛を促進させることができます。

有効成分フィナステリド(内服薬プロペシア等)で抜け毛予防

有効成分フィナステリドのAGA治療薬(プロペシア等)を飲むことで、AGAの原因であるジヒドロテストステロンを増やす5αリダクターゼという酵素を抑制するといわれています。
血液によって毛乳頭まで運ばれてきたテストステロンが、5αリダクターゼと結合することによってジヒドロテストステロンに変化します。
発生したジヒドロテストステロンは、毛母細胞の働きを妨げてしまうため、髪の成長が止まってしまうのです。
この内服薬プロペシア(錠剤)を服用すると、血液の中に5αリダクターゼを抑制するフィナステリドを取り入れることができます。

フィナステリドが血液中に残っていられる時間は24時間。ジヒドロテストステロンを発生させないというプロペシアの効果を得る為には「フィナステリドが血液中に存在している」という状態をキープすることが大切です。そのため、24時間に1回の継続的な服用が重要となります。

有効成分ミノキシジルで発毛促進

外用薬のミノキシジルは、血管を拡張させる働きがあります。主にリアップ・ロゲイン等の製品名で処方されているものが有名です。
頭皮はさまざまなストレスや不規則な生活習慣によって多くのダメージを受けています。そのダメージによって、頭皮の血行の流れが滞ってしまうと毛根に十分な栄養が行き渡らず、髪の毛の成長を抑えてしまうのです。

外用薬リアップは、容器に入った薬液を頭皮に直接塗ることによって、ダメージを受けている頭皮の血行を良くし、毛細血管から毛乳頭まで十分な栄養が運ばれるよう促します。
毛根の奥まで栄養が行き渡る環境を作ることによって、髪の毛の成長を促進させるのです。

こちらの2つが基本的な治療法になりますが、これだけではありません。
基本の治療に最新の治療法を組み合わせることでより早く効果を出すこともできます。

毛髪再生メソセラピー・ハーグ療法などの頭皮注入・活性化治療

痛みがなく効果が高いということで人気が出てきている治療法です。
毛髪再生メソセラピー・ハーグ療法ともに、発毛や育毛に効果がある有効成分を直接頭皮に注入し、毛根部分に働きかけます。
その結果、毛根が復活し、丈夫な髪の発毛・育毛が期待できるのです。

毛髪再生メソセラピーとハーグ療法の違い

両方とも注入治療なのですが、使用する有効成分に違いがあります。

毛髪再生メソセラピー…主にビタミンやアミノ酸等を注入
ハーグ療法…幹細胞から抽出したタンパク質AAPEと、ビタミンやアミノ酸等を注入

しかし、最近では毛髪再生メソセラピーでも成長因子も使用するところもあり、薬剤による差がなくなってきているとも言われています。発毛を促進する各種の成分が豊富に含まれている幹細胞から抽出したタンパク質を有効成分として用いる「スマートメソ」という注射器を使わない独自の毛髪再生メソセラピーを行っています。

スマートメソ(毛髪再生メソセラピー)の流れ

効果を最大にするには、有効成分を浸透させる頭皮の改善から行うことが大切です。
この考えから、CO2フラクショナルレーザーを使い、最初に頭皮ケアを行います。古い頭皮を再生するよう促し、血行を良くしてから特殊な技法を用いて有効成分を注入する育毛メソラピーの進化系施術「スマートメソ」を行っています。

「スマートメソ」では、発毛を促進する成分が豊富に含まれている幹細胞から抽出したタンパク質を有効成分として使用しており、これがいわば発毛のスイッチの役割を果たすのです。
頭皮に浸透した有効成分は、毛母細胞を活性化させ、発毛へと促します。

「スマートメソ」は、毛髪が成長する為に必要な毛母細胞への十分な栄養の供給を効果的にサポートしてくれるのです。

CO2フラクショナルレーザーで古い頭皮を「耕す」
超音波で有効成分が届きやすいようにする「導入」
エレクトロポーションを使い電気のチカラで頭皮の奥に有効成分を「浸透」
希望者にはオプションにより注射器で成長因子を「注入」
これらを組み合わせることで、より効果的に毛根に働きかけ、発毛効果を短期間で実感できるようになるのです。

進行したAGAにも有効「自毛植毛」

治療薬によるAGA治療は早期に始めなければ効果を期待することができません。

1度AGAが進行してしまうと、ダメージを受けた頭皮は髪の毛の成長を促す栄養を運ぶことができなくなります。その結果、毛根細胞が機能しなくなってしまうのです。このような頭皮環境を長い期間放置してしまうと、その毛根は復活することができなくなってしまいます。

しかし、進行したAGAでも唯一治療できる方法があります。それが「自毛植毛」です。

自毛植毛とは

その名の通り、自分の毛髪をAGAが進行している場所に移植する治療法です。
AGAの原因となる男性ホルモンの影響を受けていない元気な毛髪を移植するので、永続的な効果を実現することができます。

また、自分自身の毛髪を移植するので、時間経過しても施術部位だけが浮いてしまうということがなく、とても自然な仕上がりになります。

自毛植毛のデメリット

ドナー採取と呼ばれる、健康な後頭部の毛根を傷つけないように毛穴ごとくり抜いていく方法をとります。
採取する方法によっては摘出部にムラができたり傷口が残ったり、傷口の治癒に時間がかかったりします。また、せっかく採取したドナーも質が良い状態のものとは限りません。
あわせて、ドナー採取は拘束時間も長く、精神面での負担も大きくなってしまいます。
※ドナー:移植に使用するご自身の毛

自毛植毛を選ぶなら「腕のいい医師」「最新の機器」

ドナー採取が手動の場合は、医師の腕に大きく左右されます。自毛植毛デメリットでもご紹介したように、人の手だけで患者負担が少なく効果的にドナー採取を行うには限界があります。それゆえ、いかに「腕のいい医師を見つけるか」がとても重要なポイントになります。

当クリニックでは、最先端の植毛ロボットARTASを使用した自毛植毛を行っています。アメリカの有名植毛外科医と医療用ロボット工学の専門家によって、ICチップを作れるほどの正確さと精密さを兼ね備えているのがARTASです。

ARTASによって、髪の角度、向き、密度、本数を正確に把握し、専門医によって最適な間隔でドナーを採取。切開を行わないので傷が小さく、ドナー採取部にムラを出すことなく、良質なドナーを採取できます。
また、ARTASによる自毛植毛は、人の手による採取より短い時間で終わり、精神面での負担も少ないのです。
自毛植毛とは何か詳しく見る

他にも!最新のAGA治療法や治療薬

AGA治療については日々進化しています。
ご紹介してきた以外の最新の治療法や治療薬をご紹介しましょう。

ミノキシジルタブレット(通称「ミノタブ」)

飲む方で有名なプロペシアの有効成分であるフィナステリドですが、その効果を外用薬としても発揮できるよう作られています。
当クリニックでも、オリジナル治療薬「HR(ヘアルネッサンス)外用薬」を販売しています。「HR(ヘアルネッサンス)外用薬」にはフィナステリドだけでなく、ミノキシジルとダブルで配合しており、より高い効果が得られるように独自開発したものとなっています。

気になる治療費まとめ

さて、さまざまな治療法を見てきましたが治療費も気になります。
これまでご紹介した治療法と1ヶ月の費用、初期費用をまとめました。
是非ご参考にしてください。
※価格はクリニックによって違いがあります。

治療法 1ヶ月の費用 初期費用
プロペシア等
(フィナステリド)内服薬
4,200 円~ 1 万円程度 0 円~ 1 万円程度
(初診料)
リアップ・ロゲイン等
(ミノキシジル)外用薬
5,000 円~ 0 円~ 1 万円程度
(初診料)
スマートメソ
(毛髪再生メソセラピー)
1 回あたり
86,400 円~
自毛植毛 4200円
(プロペシアで抜け毛予防が必要)
1 回のみ
498,000 円~

価格表はこちら

いかがでしたか?AGA治療にはそれぞれの症状や原因にあった方法を選択し、治療することによって、より効果的に発毛・育毛を実感することができると私たちは考えています。

また、ご紹介してきた治療法の中には、普段聞きなれない言葉もたくさんあったと思います。不安なく安心して治療を受けられるように、あなたのお悩み・治療相談やご要望等をお伺いする無料カウンセリングを行っています。
専門のドクターがお答えしますので、安心してご相談ください。

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監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師