AGAや薄毛の治療にサプリメントを検討された方は多いのではないでしょうか。
本記事ではAGA治療においてサプリメントに効果があるのか、また正しい選び方や摂取方法についてご紹介いたします。

AGA・薄毛治療にサプリメントは効果的

AGAと食生活の乱れには、深い関係があることをご存じでしょうか。
そもそも私たちの皮膚や髪の毛は、普段の食事で摂れる栄養素が材料となります。髪の毛であれば、良質なタンパク質などの摂取によって頭皮・毛根へ栄養を行き渡らせることで、健全な発毛を促進できるといったものです。

ただし、発毛を促すにはタンパク質のみとれば良いというものではなく、実際には、タンパク質の他に亜鉛の働きがプラスされなければ、髪の毛を作り出すことはできません。このような背景を理解しながら、全ての栄養素を食事で補うことは難しいでしょう。

よって、このあとご紹介するように普段の食事の補助としてサプリメント(栄養補助食品)を使用し栄養素を補うことで、さらに頭皮や毛根に必要な栄養素が行き渡り、AGAや薄毛の予防・改善につながります。

AGA・薄毛へ効果のあるサプリメントの選び方

AGAや薄毛に効果が期待できるサプリメントを選ぶ際に、考えておきたいポイントがあります。

大きく分けると「効果的な栄養素が配合されているか」、「サプリメントの価格や大きさ」そして「継続して飲み続けられるサプリメントかどうか」といった考え方が中心となります。

効果的な栄養素が配合されているか

まずはじめに、効果的な栄養素が配合されているかどうかがポイントとなります。
AGAの状況改善を期待してサプリメントを飲む場合、サプリメントによってはAGAや薄毛に有効な成分が含まれている場合と、そうでない場合があります。
特に「マルチ〇〇」など複合的な成分が配合されているタイプのサプリメントは配合されている成分・成分量を確認することが大切です。

とりわけ以下でご紹介するような「亜鉛」「アミノ酸」などは「配合はされているが、それがメインの成分(栄養素)ではない」といったケースも散見されます。
こういったケースでは、せっかく飲み続けたサプリメントでも期待した栄養素が十分に配合されておらず、効果がいまひとつになってしまうこともあるので、注意しましょう。

具体的にAGAの状況改善を期して取り入れる場合には、これからご紹介する栄養素・成分が十分に配合されているかどうか確認するようにすることをおすすめいたします。

亜鉛

亜鉛は、薄毛で悩む方に特に摂取して欲しい栄養素です。
身体に摂り入れたタンパク質を筋肉や骨、臓器そして髪の毛の組織に変える役割を担います。つまり、いくらタンパク質を摂取しても、亜鉛がなければ身体は髪の毛を作り出すことはできないのです。また、現在日本人は亜鉛が不足していると言われています。そして、私たちの身近にあるコンビニ食品、ファーストフード、清涼飲料水などに含まれる食品添加物は、ただでさえ不足している亜鉛の吸収を妨げているのです。

亜鉛を多く含む食品としては、カキ・牛肉・豚レバー・鶏レバー・うなぎ・ほたて貝・カシューナッツ・アーモンド・プロセスチーズなどがあげられます。また、レモンや黒酢、梅干しなどの亜鉛の吸収率を上げてくれる栄養素のクエン酸やビタミンCを多く含む食品と組み合わせるとさらに効果的です。ただし、亜鉛は1日15mgまでとされています。過剰摂取は免疫力の低下にもつながるため注意しましょう。

そしてもうひとつ、亜鉛には大きな役割があり、AGAの主な原因である5αリダクターゼという酵素の産生を抑制する働きがあります。
この酵素は男性ホルモンの一種であるテストステロンと結合し、AGAの主な原因とされるジヒドロテストステロン(DHT)に変換するものですが、亜鉛を取り入れることでこの結合・変換を防ぐ働きが期待できます。

アミノ酸

髪の毛を作っているケラチンは、ほとんどがアミノ酸で構成されています。
そのため、アミノ酸も髪の毛の成長には必要不可欠なのです。食事から摂取したタンパク質は、アミノ酸に分解されて、身体のさまざまな部分に吸収されていきます。

さらにアミノ酸は再分解されて、ケラチンを合成することができる優れものなのです。
良質なタンパク質は、特に魚や大豆製品に含まれているので積極的に食事に摂り入れていきましょう。

ビタミン類

アミノ酸は髪の毛にとって重要という説明をしましたが、食事によって身体の中に入ってきたタンパク質をアミノ酸に変化させるには、実はビタミンが必要です。

特にレバー、バナナ、カツオ、卵、豆類などに多く含まれているビタミンB群は、タンパク質をアミノ酸に変化させるだけではなく、頭皮と髪の毛を保護するために必要な皮脂のもとにもなり、新陳代謝を促して丈夫な髪の毛を作るのに役立ってくれます。

ミネラル

ミネラルは人間の筋肉や骨格を構成している重要な成分です。
例えば、髪の毛の主成分であるケラチンの生成に必要な亜鉛もまたミネラルの一種です。

ところがミネラルは体内で生成することができない成分であり、食事・サプリメントの摂取によって上手に摂り入れていく必要があります。食事からミネラルを摂取する場合は肉類、魚介類、ナッツ類、種子類、豆類、葉物野菜などが摂取源として適しています。

しかし、普段の食事から十分な量を摂取することは現代の食生活においてなかなか難しいため、サプリメントを補助的に使用することが大切なのです。

リコピン

リコピンは、トマトなどの緑黄色野菜に多く含まれる成分です。強い抗酸化作用(βカロテンの約2倍、ビタミンEの約100倍)があり、さらに血行促進効果が期待されます。

頭皮や毛根に栄養を届けるのは血流のため、血行が促進されることは髪に必要な成分や栄養素をより多く届けることに役立ちます。とはいえリコピンを食事から適量摂取しようとすると、生のトマトでいえば毎日2個程度を食べ続けることになるなど、現代の生活習慣に照らせばコスト面、生活の面でもあまり再現性の高い選択肢ではありません。

こうした点からも、リコピンは特にサプリによって補助的に摂取することが大切です。

イソフラボン

大豆などに多く含まれるイソフラボンには、AGAの原因となる5αリダクターゼの生成を抑制する働きがあります。
先述したとおり、5αリダクターゼはテストステロンと結合してDHTを生成し、そのDHTが抜け毛の原因となる脱毛因子を生み出す原因となるため、効率的に摂取することが推奨されます。

なおイソフラボンにはいくつか副作用があると噂されていますが、これはあくまでも一日に数100mgのイソフラボン摂取を連日おこなった場合のものであり、一般的にサプリメントや食事から摂取できる適量であれば問題はありません。

継続して飲み続けられるサプリメントか

ここまで、効果的な栄養素についてご紹介していきました。

上記に合わせ、サプリメントを選ぶ際には「継続して飲み続けられるかどうか」も非常に重要なポイントとなります。というのもサプリメントは継続的に摂取することで効果を発揮するため、どのサプリメントを飲むか決める際には、価格や形状を考慮することが重要です。

また、特に見落としがちなポイントが「サプリメントの形状」です。
サプリの形状は一般的にタブレットタイプであったり、カプセルタイプのものが多くみられますが、形状については飲みやすさ、ひいては継続して飲み続けられるか、といったところまで影響する可能性があります。

ご自身が普段の生活の中で、どのような形状のサプリメントであれば摂取しやすいか、どのような価格帯のサプリメントなら飲み続けられるか考慮するようにしましょう。

サプリメントの正しい摂り方は?

サプリメントの正しい飲み方(摂り方)を知らないと、期待した効果が得られない場合があります。

ここでは、サプリメントの効果を最大化する為に、ポイント別でサプリメントの正しい摂り方と注意点について解説していきます。

既定の量を飲む

サプリメントは規定量だけ飲むことが大切です。
一般的に規定量以上のサプリメントを摂取してもサプリメントの効果が大きくなることはありません。むしろ、下痢や便秘など身体に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、サプリメントを過剰に摂取すると、他の薬やサプリメントとの相互作用が起こり、想定しない影響を及ぼす可能性もあります。

飲むタイミングを意識する

サプリメントを飲むタイミングを意識してみましょう。

AGAの改善を目的として摂取するサプリメントは、メーカーから特に指定がないものであればいつ飲んでも問題はありませんが、可能であれば食後に摂取することがおすすめです。
これは、食後のタイミングに同時に摂取することで、消化吸収が促進され栄養素の吸収が良くなるためです。

飲み合わせを確認する

サプリメントは飲み合わせを確認することでより高い効果が期待できます。

基本的には、栄養素を含む健康食品ですから原則として複数種類を摂取しても問題はありませんが、飲み合わせによっては効果が薄れることがあります。

例えば先に紹介したミネラルなどの栄養素は、食物繊維に吸着する性質があります。食物繊維に吸着したミネラルは体内への吸収効率が落ちますので、栄養がそのまま体内を素通りして排出されることになります。

その他、別の目的で医薬品を服用している場合は特にサプリメントの飲み合わせに注意したいところです。また、医薬品の効果を過剰にしたり、反対に効果を薄めてしまう可能性も考えられます。

AGAや薄毛治療を支える湘南AGAクリニックのサプリメント

湘南AGAクリニックで処方しているお薬も実はサプリメントが含まれています。
当クリニックが独自開発したオリジナル治療薬ヘアルネッサンスタブレットVには、髪の毛を強く太くするために必要な栄養であるアミノ酸、亜鉛などのミネラルに加えて、ビタミンも配合しています。
そのうえ、毛根に届くまでに他の臓器で使われてしまわない工夫までされています。
タブレットV
HR(ヘアルネッサンス)タブレットVに含まれる栄養素
ビタミンB1/ビタミンB2/ビタミンB3(ナイアシン)/ビタミンB5(パントテン酸カルシウム)/L-リジン/L-システイン/L-メチオニン/L-アルギニン/亜鉛など
その他髪に必要な成分が豊富に含まれています。

湘南AGAクリニックオリジナルサプリメント「ヘアルネッサンスタブレットV」の詳細情報は、こちらからご覧いただけます。
AGA・薄毛の内服薬・外用薬(薄毛薬)|湘南AGAクリニックの薄毛治療・自毛植毛

フィナステリドの原料ノコギリヤシは効果あり?

薄毛治療関連のサプリメントにはAGA治療薬フィナステリドの主原料、ノコギリヤシという植物から生成していると謳っているものがいくつかあります。

ただし、フィナステリドはノコギリヤシから抽出したエキスを直接使用しているのではなく、抽出されたエキスを化学合成しているものであり、原料に近い形で作られているサプリメントでどれほどの効果があるかどうかについては疑問が残ります。
AGA治療薬フィナステリドと同等の効果は期待できないことを知っておきましょう。

サプリメント以外でもAGA・薄毛を改善、予防するには?

AGA・薄毛の改善方法はサプリメント以外にもいくつかあります。

特に以下の3点を意識して実行し、加えてサプリメントも補助的に活用していくなど、複合的に取り組んでいくことが大切です。

正しいヘアケアをおこなう

まずはじめに、正しいヘアケアをおこなうことがまず重要です。
具体的には頭皮に刺激を与えない育毛シャンプーの使用や、頭皮マッサージなどがあげられます。

また、頭皮を清潔に保とうとするあまり1日に何度もシャンプーをしたり、ドライヤーを使いすぎる(当てすぎる)こともありますが、こちらはかえって頭皮に必要な油分を取り除いてしまったり、刺激を与えすぎるなどで悪影響を及ぼすことがあるため避けましょう。

生活習慣を改める

次に、AGAは生活習慣や日々のストレスが原因で進行することがあります。こういった部分からのAGA進行を防ぐためには、生活習慣の改善が重要です。

十分な睡眠をとり、過度の飲酒や喫煙を避け、栄養バランスのとれた食事をすることなど、どれも基本的なことばかりですが、AGAの進行を食い止め、発毛を促していくのであれば非常に大切な習慣です。さらに、定期的に運動をすることでストレスを軽減したり、生活習慣の改善につなげられることもあるでしょう。

AGA治療をおこなう

AGAの症状が進行している場合、サプリメントでの改善は難しいです。

その場合は、専門機関でのAGA治療が最適な選択肢となります。なお、AGA治療では内服薬や外用薬によって薄毛の進行を止めるとともに発毛の促進を目的に治療をおこなうこともあるため、すでに薄くなっている部分の改善もおこなうことが出来ます。

また、薬の使用以外にも自毛植毛やメソセラピーなどさまざまなAGA治療法がありますので、サプリメントで効果が見られない場合は早めに専門医を受診しましょう。
具体的にどのようなAGA治療方法があるのかについては下記をご覧ください。
AGA(薄毛)治療方法一覧|湘南AGAクリニックの薄毛治療・自毛植毛

まとめ

ここまでご紹介したとおり、AGA治療において大切なのは、普段の食事に加えてサプリメントによる栄養補給や生活習慣を改善することです。

ただし、髪に必要な栄養素の種類は多く、サプリメントの選択や飲み方に気を付ける必要があります。そのため、AGA治療用に開発されている湘南AGAクリニックのヘアルネッサンスタブレットVを使用するなど検討してみてはいかがでしょうか。

それでもなお、症状が進行するケースもあります。そのような場合は栄養や生活習慣の改善に加えて、専門機関でのAGA治療を受けることが最適といえるでしょう。

AGA、薄毛にお悩みの方はぜひ一度、湘南AGAクリニックへご相談ください。

薄毛でお悩みの方へ湘南AGAクリニックのAGA治療・薄毛治療

監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師